マイミュージック

 山内さん 【イル・ディーヴォ ネッラ・ファンタジア(Nella Fantasia)】

ネッラ・ファンタジアは「ミッション」という映画の中の「ガブリエルのオーボエ」が原曲で、これを「神のようなパフォーマー」という意味のグループ「イル・ディーヴォ」が歌っています。 このグループは、アルマーニのスーツを着込んだフランス、アメリカ、スペイン、スイスの多国籍イケメン4人で、元々はテノール、バリトンといったオペラ界の3人とポップス系の1人で構成されています。
胸がキュンとなるようなメロディアスでしかも神聖なイメージの曲です。



 三浦さん 【華彦鈞(hua yan jun) 二泉映月】

中国の二胡の最も有名な曲です。作曲者の華彦鈞(1893〜1950 阿炳a bingとも呼ばれる)は江蘇省無錫の生まれ。父親に楽器の手ほどきを受け、民間芸人として身を立てることになりますが、その暮らしは決して楽なものではありませんでした。また、苦境の中視力をも失ってしまいました。
この「二泉映月(er quan ying yue)」は華彦鈞が昔見た"無錫の穏やかな夕暮れ時の美しい湖の景色を思い出し、心のままに二胡を奏でた曲"といわれています。二胡独特の美しい旋律の中に、どこかもの哀しさが漂っています。それは、湖に映る月だけではなく、彼の心の様々な思いを表現しているからではないでしょうか。
無錫の人たちは、夜の静けさが訪れるころ、風に乗って聞こえてくるこのもの哀しい調べに耳を傾けた、というエピソードが残っています。是非一度、この曲を聴きながら月を眺めてみてください。月の光がほんのわずか潤んで見えます。



 平山さん 【ムソルグスキー 展覧会の絵からキエフの大門】

ロシア五人組の一人、ムソルグスキーが、親友の画家ハルトマンの遺作から10点の水彩画を選んで、その印象を音で表したピアノ曲を作曲しました。 後にラヴェルが管弦楽に編曲し、今も数多く演奏されています。どの曲も絵を想像させるまさに絵画のような曲ですが、最終曲『キエフの大門』が特に好きです。
高校の非常勤講師をしていた時に、授業で取り上げていましたが、その間に家族の病気や死に対面し、いろいろ悩み疲れていたときに、この曲を聴いて希望の光のようなものを感じました。大きくドッシリ構えるそんな人間になりたいです。



 洞口さん 【平吉毅州(たけくに) わが里程標(マイルストーン)】

日本語の語感を大切にした彼の代表的な合唱曲です。私はコール・フロイントという合唱団で合唱組曲「空に小鳥がいなくなった日」のレコーディングに参加しました。鋭い音感、音楽と海へのあふれんばかりの情熱、笑顔で語る平吉さんが思い出されます。61才で亡くなられたのが惜しまれる作曲家です。



 加藤さん 【トゥーツ・シールマンス作曲 ブルーゼット(Bluesette)】

★作曲者のイメージ
トゥーツ・シールマンス(Jean "Toots"Thielemans, 1922年4月29日)はベルギーの首都ブリュッセル出身のジャズ・ハーモニカ奏者。日本のCMにも出演しており「ハーモニカおじさん」の愛称で知られています。 ビル・エヴァンス、ニールス・ペデルセン、ジャコ・パストリアスと言った巨匠達との共演も果たしています。 1952年活動の拠点をジャズの本場アメリカへと移行し1962年に「ブルーゼット(Bluesette)」を作曲、そしてトゥーツ独特なスタイルである「口笛とギターの1人ユニゾン」という演奏方法も使うようになりました。
次第に様々なアーティストと一緒にコンサート・ツアーやレコーディングに行うようになり、ジョージ・シアリング以降も、エラ・フィッツジェラルド、クインシー・ジョーンズ、ビル・エヴァンス、ジャコ・パストリアス、ナタリー・コール、パット・メセニー、ポール・サイモン、ビリー・ジョエル など、ジャズだけではなく幅広く活動し、ポピュラー音楽やCM音楽、テレビ番組「セサミストリート|セサミ・ストリート」でのハーモニカ・ソロなど多岐にわたるようになりました。 ビル・エヴァンスの1978年にリリースされた『Affinity』ではデュオで演奏され、名盤とされています。
★エピソードは?
トゥーツ独特の「口笛とギターの1人ユニゾン」という演奏スタイルの美しいメロディーの曲で、うちの愛犬「ジョン助」(ボーダーコリーもどきの雑種・黄ばんだ白犬)の大のお気に入り。 この曲が始まるとレコードのかかる部屋の前に正座?(正しくお座り)して、うっとり目を閉じながら遠吠でハモるのが日課でした。



 北村さん 【チャイコフスキー 弦楽セレナーデ】

チャイコフスキー作曲の弦楽オーケストラのための4楽章の作品です。 この曲は私がクラシックバレエを習っていた頃先輩の方達がNHKの「芸術劇場」という番組で踊られた曲です。 練習から本番まで間近で練習を見ていて幻想的な曲と優雅な踊りに感動しました。しかしそれと共にバレエでの自分の限界を知り音大進学を決めた忘れられない曲です。今でもこの曲が流れるとあの頃の振付を思い出し体が動いてしまいます。



 鵜戸口さん 【ベートーベン 交響曲第九番「合唱付」Op.125】

年末恒例の第九ですが、私には特別な思い出があります。
私の通った30年以上前の公立中学で、合唱部はもちろん普通の音楽の授業でもカタカナをふってド イツ語で歌いました。その時の音楽の先生は、他の学校の音楽教員に「中学生にドイツ語で第九?」 とずいぶん嘲笑されたそうです。それでも「必ず一生心に残る音楽だから!」と信念を持って発音な ども真剣に教えてくれました。
人類の平和と喜びを願い、人類はみな兄弟というメッセージがこめられているシラーの詩「歓喜に寄 す」にのせたメロディーは、ごく単純な旋律でありながら人々の心をとらえてやまない・・・それを 中学生の時に歌わせていただいたのは、やはり一生心に残る貴重な経験でした。
毎回、第一楽章が始まった時から、ずっとず〜っと最終楽章を楽しみに、ワクワクドキドキしながら聴いてしまいます。 この曲を年末に聴くと、また翌年も頑張ろう!と、いつも元気をもらいます。



 金築さん 【オペラ“トスカ”「歌に生き、恋に生き」】

“トスカ”は私が高校生のとき、自宅の炬燵にはまって初めて丸々一本見たオペラです(NHK衛星第二放送「クラシックロイヤルシート」←クラシック好きにはお馴染み?!)。 最後の場面でトスカが「スカルピア、あの世で!」と叫んで飛び降り自殺して終わるのでとても衝撃的でしたが、「過激なストーリーなのに、音楽にするとなんでこんなに素敵になるんだろうな〜」と強く感動したのを覚えています。 その後いろんなオペラや歌曲を聴きましたが、初めて受けたこの感動がずっと心に残っています。私にとって、歌う度にいろいろな発見があり、ずっと歌い続けてゆきたい曲です。



 大野さん 【ヴェルディ“椿姫”「ああ、そはかの人か・・・花から花へ」】

この曲は卒業試験で選んだ曲です。しかしその選定には紆余曲折がありました。というのも大学4年生のとき指導の先生が変わったのです。この曲を選ぶと申し出たとき最初はOKをいただけませんでしたが、先生の前で歌った際に「君と心中するつもりで1年間で4年分を指導する」ということで許していただきました。大変思い出深い曲です。



 中村さん 【Amazing Grace(アメージンググレース)】

黒人霊歌をもとにして作られた讃美歌として知られています。この曲を最初に聞いたのはマンドリンクラブのクリスマスライブでした。そのとき鳥肌が立つのを覚えました。それ以来マイベストソングになっています。



 三宅(ま)さん 【グリーグ ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 第1楽章】

人生で初めてヨーロッパを旅した時、プラハが印象に残りました。そして、ザルツブルグやウィーンの町並みやモルダウやアムール川も・・・モーツアルトやリスト、カラヤン、スメタナ沢山の人々の歴史に触れました。そして今度はオーロラを一度見てみたいと思っています。
北欧と言えばグリーグ(1843-1907)、彼の代表作とも言える《ピアノ協奏曲》は1868年に、初稿が作曲されました。 ノルウェーの南西部、北海に面したフィヨルド地帯にある都市ベルゲン。その郊外のトロールハウゲンと呼ばれる丘にグリーグの家があります。ノルウェーの自然と民族音楽を心から愛し、新しいハーモニーによって芸術作品として高め、ノルウェーに新しい音楽の道をもたらしたグリーグ。「誰でも人はまず人間であらねばならぬ。すべて真の芸術は人間にしかない人間らしさから生れる」という言葉を遺し、慕われ愛されています。
ピアノ協奏曲の名作はベートーヴェン、チャイコフスキー、ラフマニノフ・・・と、数多くあり、またそのどれもが印象的な冒頭から始まりますが、中でもグリーグの作品は、一際強烈なインパクトで私の心をグ・グッと掴んでいます。



 水島さん 【ドヴォルザーク わが母の教えたまいし歌】

詩集「ジプシーの歌」をドボルザークが7曲の歌曲集にしたなかの第4曲目が「わが母の教えたまいし歌」です。高校卒業時に先生が「贈る言葉」の代わりにチェロで演奏していただいた曲です。通常はソプラノで歌われますが、美しい旋律をなぞるチェロの重厚な中にも甘美な音色が乙女心に響きました。人生の折々に思い出される曲です。
ちなみに、J−POPでは「ゆず」の「栄光の架け橋」が好きです。音楽療法士の試験を受けるときずっと聞いていました。ここまで努力したのだ、悔いはない・・・と。ちなみにをもう一つ、悲しい時は「ととろ」の「散歩」を聞いて、ぼろぼろ涙を流してすっきりしています。



 三上さん 【ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番】

ラフマニノフの4曲のピアノ協奏曲の中でも傑出した作品です。印象的でインパクトのある冒頭、ロシアの広大な景色が思い浮かばれる抒情性あふれる旋律、ピアノの華やかさが引き立つ構造など、非常に魅力的で心が引き込まれます。この曲を聴いてロマンということを始めて感じました。



 三宅(み)さん 【ビージーズ 若葉の頃】

ビージーズは男性兄弟3人のグループで、1960年代から2000年代まで歌の傾向は変わっても長く活動を続けていました。70年代初頭の歌、若葉の頃、メロディ・フェア、ワーズ、マサチューセッツ、ホリデイ、想い出を胸に、ロンリー・デイ、救いの鐘など、哀愁を帯びたコーラスとメロディがしみじみとした世界に誘います。 なかでも「若葉の頃」は自分の若葉の頃と重ねて思いに耽っていました。今は紅葉の頃になりましたので「想い出を胸に」が胸に響きます。